Authors：Okuno Yoshishige　Ochiai Kohei　Nishizawa Shohei　Nakajin Kokin　Hirakawa Teruo　Kurahashi Shunsuke　Minami Takuya　Asoma Yuichiro　Kondo Ryohei　Yoshida Katsuhisa　Ota Fukiko　Sumitani Akifumi　Kakuda Ryosuke　Saito Tatsushi　Ueda Kazuki　Takamatsu Hiroki

Affiliation：Resonac Corporation Research Center fir Computational Science and Informatics

Abstract：本課題では、極性溶媒中の鈴木-宮浦クロスカップリング反応(SMC反応)の解析を行い、開発への応用を行った。
まず、基本的なSMC反応について、触媒・原料・溶媒分子をすべて包含した大規模なシミュレーションモデルを構築し、律速段階の同定を行うことに成功した。
つぎに、触媒・リガンド分子・原料といった種々の反応条件についての網羅的な解析を小規模な系で実施した。有望な条件に対しては大規模系でのシミュレーションも実施し、極性溶媒下に適したリガンド分子候補を選定することができた。
また、高極性／低極性の液-液界面におけるSMC反応について、一部ではあるが先行文献や弊社内での実験結果を説明できるシミュレーションモデルを構築することができた。
　その他、目的生成物の物性解析や、各種分子の溶媒和構造の解析などを適宜実施した。