Holding the parallel FORTRAN symposium (Aug 2)

大阪大学サイバーメディアセンターが協賛しております並列Fortranに関するシンポジウムについて、下記のとおりお知らせいたします。
 
-----
 

「並列Fortranの現状と展望」~Fortranはどこへ向かうのか?~
 

日時:2019年8月2日(金)13:00 - 17:30
場所:東京大学情報基盤センター1階 103講義室(東京都文京区弥生2-11-16)
アクセス:https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/campus-guide/map01_02.html
主催:高性能Fortran推進協議会
共催/協賛:調整中
Web :http://site.hpfpc.org/home/events/parallel_fortran_sympo5/
 

概要:
 御好評いただいている高性能Fortran推進協議会主催の並列Fortranに関するシンポジウム,第1回:Fortranは絶滅危惧種なのか?(2015年8月),第2回:Coarrayは救世主なのか?(2016年6月),第3回:現代化か肥大化か?(2017年6月),第4回:Pythonは味方なのか?(2018年12月)に引き続き,本年も第5回を開催致します.
 

 近年,Fortranの知名度や人気が低下していることは,否定できません.その一方で,Fortran規格は,科学技術計算における地位を保ちつつ,現在も着実に機能拡張や現代化が図られていますが,ユーザやコンパイラベンダを置き去りにして,ずんずん進んでいる印象があります.今後,Fortranの将来がどうなるのかと不安に思っている方も多い今日この頃かと思いますが,時宜にかなったことにFortran規格を議論するISO/IEC Fortran Committee WG5国際会議が2019年8月5日〜9日に東京で開催されます.
 

 そこで,この機会を有効に活用すべく,WG5の前議長であるJohn Reid氏と現議長であるSteve Lionel氏に,Fortranの将来についての講演をお願いしたところ,快諾いただけましたので,本シンポジウムを企画しました.まず,WG5に深く関わっておられる高田教授には,Fortran規格の発展と日本の果たした役割について概観いただきます.そして,John Reid氏には,Coarrayに焦点を絞って御講演いただき,Steve Lionel氏には,Fortran 202X全般について御講演いただきます.最後のフリーディスカッションでは,両氏からの御意見を直接伺える機会を提供致しますので,本シンポジウムに御参加いただき,活発に御議論していただければと存じます.
 

 なお,フリーディスカッションの時間は限られているため,将来のFortranには「こんな機能が欲しい」や「こんな機能は必要ない」等の御意見・御要望や「Fortran 202Xが確定するのはいつ頃なのか」等の御質問は,前もって両氏にお伝えし,その御回答を議論の切っ掛けにしたいと思いますので,積極的に御連絡いただくよう,よろしく御願い致します.また,英語での御講演には,逐次通訳(注:同時通訳ではない)を実施しますので,英語の苦手な方も,ぜひ本シンポジウムへの御参加を検討いただければ幸いです.




Posted : May 28,2019