熱的安定度を伴う大気境界層のLES解析

report2014_2015040803

 

氏名:藤岡祐太郎
所属:東京工業大学 総合理工学研究科
概要:別の計算領域で作成した中立大気境界層を流入条件として用い、温度成層による浮力効果を付加し、流れの構造の変化を検証した。いずれもLESによる非定常解析により行った。浮力効果により速度の鉛直成分の変動が著しく抑制されたが、一方で間欠的に現れる比較的強い乱れが見られた。また、中立境界層で見られた地表面近傍のストリーク構造は下流へ向かうにつれて弱められている。渦構造については、中立時に存在した各方向の渦が消滅し、主に縦渦(流れ方向渦)が残るという結果となった。
 




Posted : March 10,2015