Theoretical Analysis on Phototransformative Assembly of Amphiphilic Diarylethenes

 

Authors:Ryuma Sato

Affiliation:Center for Computational Sciences, University of Tsukuba

Abstract:ジアリールエテンは繰り返し耐久性や熱的安定性に優れた分子として、高密度光記録媒体や分子応答性スイッチング素子への応用が期待されている。近年、両新媒性ジアリールエテン誘導体に対する光応答性が調べられ、異なるpoly-(ethylene glycol)鎖(PEG鎖)毎に異なる会合体を作ることが示された。しかし、どのような違いによって異なる会合体を形成しているかは明らかになっていない。
本研究では、分子動力学計算と量子化学計算を用いて各ジアリールエテン誘導体の挙動を調べた。MD計算から得た構造に対してSAXSを計算した結果、それぞれの誘導体において隣り合うジアリールエテン同士のパッキングに違いがあることを明らかにした。

 




Posted : March 01,2018