Rational design for thermal stability of enzymes incorporating evolutionary information

 

Authors:Teppei Niide, Yoshihiro Toya, Hiroshi Shimizu

Affiliation:Department of Bioinformatic Engineering, Graduate School of Information Science and Technology, Osaka University

Abstract:本研究では任意酵素の構造安定性に影響するアミノ酸残基をRosettaソフトウェアで調査し、安定性に寄与するアミノ酸の位置や種類に関する情報を得ることを目的とした。中でも、ハロゲン化酵素の全てのアミノ酸残基に対して、進化的に保存性の高いアミノ酸に置換した点変異モデルを作成し、変異前後での自由エネルギー変化を評価した。その結果、244残基のアミノ酸を対象に配列保存度を元にした配列設計により、酵素全体の自由エネルギーが低下する結果を得た。これにより、熱力学的に安定な酵素が設計できたことを示唆しており、進化情報を利用した酵素の耐熱化につながる成果を得た。
 




Posted : March 01,2022