Structure of atomic nuclei and hypernuclei with antisymmetrized molecular dynamics

 

Authors:Masahiro Isaka

Affiliation:Faculty of Intercultural Communication, Hosei University

Abstract:核子散乱実験で得られたベア(bare)な核力に基づいて原子核の構造を理解することは、原子核物理学の大きな目的の一つである。反対称化分子動力学法は核の様々な構造を記述可能な手法であるが、従来の研究ではベアな核力ではなく、有効核力を用いる必要があった。本研究の目的は、反対称化分子動力学法に基づき、ベアな核力を用いて原子核を記述する手法を構築することである。本年度は、水素3原子核についての数値計算を実施し、核内に高運動量成分を取り入れることで核子間の相関を記述し、他の第一原理計算と同等の結果を得ることに成功した。現在、この成果を誌上論文として発表すべく、準備を行っている。

 




Posted : March 01,2022