HΦ講習会−全国共同利用大規模並列計算システムOCTOPUSを用いたハンズオン−

Please note that this session will be given a lecture in Japanese.
 

開催趣旨

概要

量子多体系を記述する広汎な量子格子多体ハミルトニアンに対する、 ランチョス法および熱的純粋量子状態を用いた基底状態および有限温度物性計算のための高効率かつ大規模並列対応の汎用アプリケーションであるHΦの講習会を行います。 今回の講習会では、HΦを用いた量子格子模型のシミュレーションに興味のある方を対象に、 HΦの概要と基本的な使い方を、PC上と大阪大学全国共同利用大規模並列計算システムOCTOPUSで、実際にHΦに触れていただきながらお伝えします。また、2018年9月にリリースされたHΦ ver3.1の新機能(実時間発展法など)についても紹介します。 実験研究者や大学院生のご参加を歓迎いたします。
 

講師

山地洋平氏(東京大学 大学院工学系研究科 特任准教授)
三澤貴宏氏(東京大学 物性研究所 特任研究員(Principal investigator) )
吉見一慶氏(東京大学 物性研究所 特任研究員(Principal investigator) )
井戸康太氏(東京大学 物性研究所 特任研究員)
 

参加申し込み

こちらより申し込みください / Please register here

 

対象者

  • HΦを用いた量子格子模型のシミュレーションに興味のある方
  • UNIXでのファイル操作、編集、コマンドの実行等に慣れていることが好ましい
  • 並列計算、プログラミングの経験は問いません

 

プログラム

13:00 - 13:30 HΦの概要 (プログラムとインストール、アルゴリズムの解説)
13:30 - 14:00 MateriAppsLIVE!を使用した実演
14:00 - 14:15 並列化性能の紹介
14:15 - 14:30 休憩
14:30 - 15:00 OCTOPUSへのログイン、演習環境設定
15:00 - 16:50 演習
16:50 - 17:00 今後の将来展望
 

事前準備

計算実習はMateriApps LIVE!を用いて行います。計算実習のためにノートパソコン(Mac OS X, Linux, Windowsなど)をご持参ください。
お手持ちのノートPCにあらかじめ VirtualBox のホームページ から、ご使用の OS (Windows, Mac OSなど)に応じたファイルをダウンロードし、インストールしておいてください。当日は、VirtualBox 上で動作する MateriApps LIVE! (USBで配布)を用いて講習を行います。
Windows10 Homeでは、CPUの仮想化機能がオフになっていることがあるため、MateriApps LIVE!のインポートに失敗することがあります。その場合は、こちらの対処方法をお試しください。
 

Date : Oct 16, 1:00 p.m. - 5:00 p.m.
Instructor: 東京大学物性研究所計算物質科学研究センター(ISSP-CCMS)
共催/協賛:大阪大学サイバーメディアセンター、高度情報科学技術研究機構(RIST)
Venue: 大阪大学サイバーメディアセンター 豊中教育研究棟 7階会議室
     アクセス方法はこちらをご参照ください。
Type : 座学、実習
Quota: 20名
Application deadline: -