所属：
大阪大学　レーザーエネルギー学研究センター

概要：
LFEXレーザーに照射されたスネイルターゲットで発生したキロテスラ級の磁場強度を，実験データとの比較で推算するために，シミュレーションを使って磁場分布のモデル化をする．三次元Particle In Cell(PIC)コードを使って，実験の1/25のスケールで計算した．先行研究の二次元PICコードを使った計算と比較して，低次元化による影響も調べた．
結果　磁場の陽子偏向法による計測で正確な粒子追跡計算に必要な，三次元の電磁場分布が得られた．レーザー集光点がターゲットに比べて十分小さい今回の実験配置でも、ターゲット内での磁場分布が二次元的になることが判明した．
 

論文掲載,発表実績:
（その他）

• 安部勇輝, "シリンダー状ターゲットへのレーザー内面照射によるキロテスラ級超強磁場の生成と磁気リコネクション実験への応用", Mar. 2016, 日本物理学会第71回年次大会