1.概要
大阪大学サイバーメディアセンターでは、2007年度より文部科学省の「先端研究施設共用イノベーション創出事業」(2009年度から「先端共用施設共用促進事業」として2010年度まで実施。)の支援を受け、大規模計算機システムの利用を民間企業等へ開放してきました。2011年度からは社会貢献の一環として、有償で大規模計算機システムを産業利用に開放しています。
2.応募資格
- 大阪大学サイバーメディアセンターが定める利用規程に従うこと
- 日本国内で利用がなされること
- 採択課題の目的にのみ利用すること
- 平和利用のみに限ること
- 人権および利益保護への配慮を行うこと
- 文部科学省「生命倫理・安全に対する取組」に適合すること
- 経済産業省「安全保障貿易管理」に適合すること
- 利用期間終了後、課題報告書が速やかに提出できること
3.募集課題
募集課題は、成果公開型および成果非公開型あわせて各計算機資源の15パーセントを上限に募集します。他の産業利用課題や研究者への計算機資源提供状況により計算機資源の上限まで利用できない場合がありますので、事前に問い合わせ先までご相談ください。
4.提供計算機資源・ソフトウェア
本制度にて利用できる本学の計算機資源は「SQUID」です。
提供計算機資源・ソフトウェアについての詳細は、下記をご覧ください。
SQUID
5.利用負担額
利用負担額は、大阪大学サイバーメディアセンター大規模計算機システム利用規程に定めた金額を支払っていただきます。
利用者負担金
6.利用期間
利用申請の承認後、一年間の利用が可能です。ただし、年度を越えての利用はできません。
7.利用規程
大規模計算機システムの利用に関しては、大阪大学サイバーメディアセンターが定めた大規模計算機システム利用規程を遵守していただきます。
8.利用課題審査
課題申請書の内容が以下の項目に適しているか高性能計算機システム委員会による審査を行い、必要に応じてヒアリングを実施します。
- 大規模計算を必要とする課題であること
- 大阪大学サイバーメディアセンター大規模計算機システム利用規程に反する内容でないこと
9.応募方法及び審査結果の通知
課題申請書に必要事項を記入の上、大阪大学情報推進部情報基盤課研究系システム班大規模計算機システム担当まで郵送してください。また、メールにおいても同一内容の課題申請書を(system@cmc.osaka-u.ac.jp)までお送りください。送付にあたり守秘義務契約等を希望される場合は必ず送付前にご相談ください。
課題申請書
応募受付期間については特に定めておりません。通年、募集を行っています。審査結果は課題申請書受領後3週間程度でメール通知する予定です。
10.誓約書の提出
課題が認められた企業には、利用申請書及び応募資格の内容を遵守することを誓約していただく誓約書を提出していただきます。必要事項を記入のうえ、郵送またはメールで提出してください。
誓約書
誓約書提出後、利用登録申請をホームページ上で行うことにより、大規模計算機システムが利用できるようになります。
11.報告書等
利用期間が終了した際には、課題報告書を提出していただく必要があります。なお、年度を越えて継続利用する場合は、該当する年度の利用期間における実施内容を利用報告書及び研究成果報告書で提出していただく必要があります。また、論文やプレスリリース等で発表を行う際は本制度を利用した旨を明記してください。
成果公開型の場合は、報告書を原則公開とし、センターの広報等に掲載することがあります。事前に申し出た場合は、3年を超えない範囲で公開の延期を認めることがあります。
成果非公開型の場合は、報告書をサイバーメディアセンター外部へ公開することはありません。
12.知的財産等の取り扱い
原則として、利用期間中に発生した知的財産は利用企業に帰属します。ご不明な点あれば別途ご相談ください。
問い合わせ先 (利用に関する相談など) |
E-mail:system@cmc.osaka-u.ac.jp 〒567-0047 大阪府茨木市美穂ヶ丘5-1
情報推進部情報基盤課研究系システム班 大規模計算機システム担当宛 |