vol.01 発話時の乱流シミュレーション

今回のHPSC newsでは、歯科医療上の問題をスーパーコンピュータを用いて取り組んでおられる大阪大学 歯学部付属病院 野崎 一徳 先生のご研究を紹介します。
 

 
研究者:野﨑 一徳
所属:大阪大学 歯学部附属病院 医療情報室 助教
 
研究概要:発話は物理的には空力音響学に分類され、話し手の口腔内で発声する乱流から生じた音が、聞き手の鼓膜まで伝播する現象である。スーパーコンピュータシステムを用いればこの現象を可視化することが可能となる。本研究では、その第一歩目として、最先端の医療用画像診断装置を用いて発話時の気道形状を計測し、流体シミュレーションを実施した。今後は、医療情報と組み合わせることにより、患者さん個人の情報である医療情報に発話情報を紐付ける予定である。
 




Posted : 2017年07月03日