観測点近傍の地上構造物に起因する磁界到来方位推定誤差のFDTD解析

 

氏名:荒木翔平

所属:同志社大学大学院 理工学研究科

概要:落雷位置標定システムでは,直交ループアンテナで推定された雷電磁界パルスの到来方位が落雷位置の標定に利用されている。観測点近傍に,地上構造物が存在する場合,正確に,位置標定できないと考えられるため,FDTD(finite-difference time-domain)法を用いて,観測点近傍の構造物が,到来方位に与える影響について検証した。本研究では,雷撃点から30km遠方の磁界観測点(x軸およびy軸から45°の方向)近傍に地上構造物を配置した場合の雷電磁界の解析をFDTD法により行い,観測点の水平直交二方向の磁界のピーク値およびそれらの比から推定される電磁界の到来方位に与える影響について検討を行った。

 




Posted : 2017年03月30日