2次元シミュレーションに基づいたレーザー核融合
液体壁炉チェンバー内のプルームの挙動の評価

report2014_2015040901

 

氏名:古河裕之
所属:大阪大学 レーザーエネルギー学研究センター
概要:レーザー核融合液体壁炉概念設計「KOYO-fast」においては、厚さ3mmから5mmの液体リチウム鉛が第一壁に沿って滝状に流下する構造、「液体壁」を形成して第一壁を保護している。液体壁は液体から中性気体、部分電離プラズマへと相変化を伴いながらアブレーションする。アブレーションにより生成されたプルーム(気体、液体、固体などの塊)中には、ナノクラスターが生成されること等が予想される。
 これらの複合複雑現象を解析するために、統合シミュレーションコードDECORE ( DEsign COde for REactor )を開発し、アブレーション生成プルームの挙動を評価した。図 1 は、レーザー核融合液体壁チェンバー第一壁のタイル構造の概要図である。図 2 は、2次元シミュレーションのgeometry、図 3 は、2次元シミュレーションにより得られた数密度分布である。

 




Posted : 2015年03月02日