重元素による軟X線〜EUV光源プラズマの放射流体解析とCRモデルの改良

 

氏名:
東口 武史1,原 広行1,藤岡 慎介2,長友 英夫2,砂原 淳3

所属:
1宇都宮大学大学院工学研究科, 2大阪大学レーザーエネルギー学研究センター,
3レーザー技術総合研究所

概要:
物質にレーザーを照射すると,生成された高温のプラズマが輻射を発する.物質の構成元素を重元素に変えると,生成されるプラズマからのUnresolved transition array (UTA) 放射の波長が短波長に偏移する.波長の短い電磁波を用いると分解能が高くなり,それぞれの波長に適した応用技術が期待されている.レーザー生成重元素多価イオンプラズマは半導体リソグラフィー技術への応用や高分解能の顕微鏡に応用できる可能性がある.一方で,レーザー生成プラズマは自由膨張するため,光源サイズが大きくなり,マスク検査用顕微鏡に用いられる光源に適用しづらい面がある.また,光源として応用するためには,更なる高い出力や輝度を実現させる必要がある.これを実現させるため,レーザー生成重元素多価イオンプラズマを数値的にシミュレートし解析することにした.具体的には,原子コード計算と放射流体数値解析に着手し,実験と比較することにした.

 




Posted : 2016年03月31日