超音速機の姿勢制御ジェットと主流との干渉について

 

氏名:
吹場活佳

所属:
静岡大学大学院 総合科学技術研究科 工学専攻

概要:
超音速機の姿勢を制御するための手法として、ジェットを噴射しその反作用力を利用するRCSと呼ばれる方法がある.本計算ではCFDにより主流とRCSジェットの干渉を再現し、ジェット噴射口の適切な配置などを検討した.結果として、主流とジェットとの干渉が機体表面の圧力分布を変化させるため、ジェット噴射口の位置によって姿勢制御力が大きく変化することが分かった.最終的に、ノーズコーン後端部分に噴射口を配置することにより、RSCジェットの姿勢制御能力を大きく向上させることに成功した

 

論文掲載,発表実績:

(国際会議会議録掲載論文)

  • Yusuke Yamaguchi, “Wind Tunnel Tests and Numerical Analysis on Attitude Control Using Lateral Jet for a Supersonic Vehicle”, The 30th International Symposium on Space Technology and Science, 2015-e-54, July 2015.

 

(国内研究会等発表論文)

  • 山口裕介,吹場活佳,丸祐介, “超音速機の姿勢制御におけるジェット噴射位置とマッハ数変化の影響”,平成27年度宇宙航行の力学シンポジウム,相模原,2015年12月
    山口裕介,吹場活佳,小野裕太,綿引雅一,丸祐介, “超音速機の姿勢制御におけるジェット噴射位置の違いによる影響”,日本航空宇宙学会第46期年会講演会,東京,2015年4月

 

(その他)

  • 山口裕介「超音速機の姿勢制御ジェットに対する噴射位置とマッハ数変化の影響」,平成27年度修士論文.

 




Posted : 2016年03月31日