医薬品候補化合物の副作用発症確率を予測する数理モデルの創成と理論化学計算

 

氏名:諏訪志典,川嶋裕介,川下理日人,田雨時,高木達也

所属:大阪大学薬学部,大阪大学薬学部,大阪大学微生物病研究所附属遺伝情報実験センター,大阪大学大学院情報科学研究科

概要:前半の内容について、ロカールのマシンにより研究を進めることとなり、本計算機を利用しなかった。
後半の内容について、分子軌道計算により電子遷移による光スペクトルの予測する場合、最良な計算レベルの選択は系により様々であるため、蛍光を示すヘテロ環化合物に対し基底関数による影響について検討を行った。
分散関数、分極関数の有無による違いを中心に検討を行ったところ、分散関数の導入により状態間のエネルギー差を小さく評価するためスペクトル予測では極大波長の過大評価する結果となり、分極関数を用いることで吸光極大波長が実験値に近づくことが判明し予測精度の向上につながることが判明した。

 

論文掲載,発表実績:
(国内研究会等発表論文)

  • 諏訪志典, 川嶋裕介, 川下理日人, 藤居由基, 田雨時, 藤岡弘道, 有澤光弘, 高木達也, “分子軌道計算によるスペクトルの精度の検討”, 2016年度 第39回ケモインフォマティクス討論会、静岡大学、2016年9月

 

(その他)

  • 学士取得時に利用。

 




Posted : 2017年03月30日