DNSを用いた乱流予混合火炎の数値計測

 

氏名:坪井和也

所属:岡山大学大学院 自然科学研究科

概要:乱流予混合火炎における局所火炎曲率の計測精度を評価するため,Lewis数を変化させたDNSデータを用いてレーザトモグラフィを模擬した数値計測を実行した.
数値計測とDNSの何れにおいても,Lewis数が1より大きい場合,火炎のしわの発達が抑制されることにより局所火炎曲率の確率密度関数の大きい正の部分が減少することで,最頻値近傍の傾向はLewis数が1以下の場合とは異なる結果となった.
数値計測とDNSそれぞれから求められた局所火炎曲率の相関を調べた結果,火炎による膨張効果が最も大きいと考えられる温度勾配が最大となる反応進行度変数等値面を火炎面とすることで,より高い精度で計測可能なことが示唆された.

 

論文掲載,発表実績:
(国内研究会等発表論文)

  • 坪井 和也, 留田 貴弘, 冨田 栄二, 長谷川 達也, “ルイス数の異なるDNSデータを用いた乱流予混合火炎の数値計測”, 第54回燃焼シンポジウム講演論文集, C132, 2016年11月

 




Posted : 2017年03月30日