有限密度格子QCD

 

氏名:中村純

所属:大阪大学 核物理研究センター

概要:中性子星内部などの超高密度、宇宙初期などの超高温度状態の数値的研究を行うため、符号問題に対処するためのカノニカル法を導入した。これにより格子QCDによる第一原理シミュレーションが可能になった。このコードのなかで最も計算資源を必要とする化学ポテンシャル入り格子QCDコードをGPU計算用に変換してテスト計算を行った。サイズの小さな格子については高いパフォーマンスが得られた。この結果を基に、現実的な格子サイズのシミュレーション実施の準備を進めている。

 




Posted : 2017年03月30日