導電率テンソルを用いたFDTD法による実寸サイズのCFRPパネルの電流分布解析

 

氏名:上野 航暉

所属:同志社大学大学院 理工学研究科

概要:炭素繊維強化プラスチック(Carbon Fiber Reinforced Plastics, CFRP)は近年様々な分野において利用がされているが,航空宇宙分野,特に航空機においては重量比で約50%のCFRPが利用されてきている。しかし,CFRPは各層の構造上,炭素繊維と樹脂による著しい導電率異方性を有している。このような各層の構造を正確に模擬し,解析を行うことは機体の翼胴を結合させている金属製ファスナ近傍に雷電流が集中することによる熱的スパークを検討する際には重要である。本研究では,CFRPパネルへ雷電流を注入したときの電流分布解析を,FDTD法(Finite Difference Time Domain)を用いて行った。

 

論文掲載,発表実績:
(その他)

  • 上野 航暉,梅田 晃央,馬場 吉弘,長岡 直人,津端 裕之,西 孝祐樹:「導電率テンソルを用いたFDTD法による多層CFRPパネルの電流分布解析」, 東京,日本,平成29年電気学会 電力・エネルギー部門大会 2017/9.
  • 上野 航暉,梅田 晃央,馬場 吉弘,長岡 直人,津端 裕之,西 孝祐樹:「導電率テンソルを用いたFDTD法による実寸サイズのCFRPパネルの電流分布解析」, 福岡,日本,平成30年電気学会全国大会 2018/3.

 




Posted : 2018年03月01日