界面超伝導状態における磁場の効果

 

氏名:兼安 洋乃

所属:兵庫県立大学大学院 物質理学研究科

概要:Sr2RuO4-Ru共晶系におけるスピン三重項界面超伝導状態について、磁場誘起カイラル転移と電流における磁場の効果を研究した。共晶系モデルに対するGinzburg-Landau方程式を数値的に解き、p波界面超伝導状態の秩序変数及び電流の磁場依存性を調べた。結果として、界面超伝導状態における垂直磁場誘起カイラル転移、及び共晶系特有の磁化構造と電流の空間分布を数値計算から明らかにした。

 




Posted : 2018年03月01日