凝固しつつある液体乱流の直接数値シミュレーション

 

氏名:太田 貴士

所属:福井大学

概要:フェーズフィールド法と乱流の直接数値シミュレーションを組み合わせて,固液相変化を伴う乱流境界層を再現した.その結果,流れ場の瞬時構造の観察から,乱流の擾乱によって初期の凝固組織が発生していた.その後,主流によって下流に移流しながら,壁面形状が上流に向かって成長していた.壁付近の乱流に存在する流れの瞬時構造に対応した凝固組織が生成され,生成された凝固組織によって乱流構造が変化することが明らかになった.
 

論文掲載,発表実績:
(国内研究会等発表論文)

  • 大西 祐太, 太田 貴士, "水素予混合燃焼を伴う壁乱流DNSによる渦構造変調の観察", 日本流体力学会 年会2018, Sep. 2018.
  • 中辻 佳祐, 太田 貴士, "粗面乱流境界層における乱流構造の観察とその予測", 日本機械学会 2018年度年次大会, Sep. 2018.
  • 大坂 文哉, 太田 貴士, "クエット乱流における渦構造とキャビテーションの相互作用の観察", 第32回数値流体力学シンポジウム, Dec. 2018.
  • 一柳 隆史, 太田 貴士, "乱流境界層における凝固しつつある液体流れのDNS", 流体工学シンポジウム(第62回北陸流体工学研究会), Dec. 2018.
  • 佐竹 駿弥, 太田 貴士, "乱流境界層における音源構造の流れ条件への依存性", 日本機械学会 北陸信越支部 第56講演会, Mar. 2019.
  • 林 晃弘, 太田 貴士, "粘弾性流体乱流における乱流構造の時間的特徴", 日本機械学会 北陸信越支部 第56講演会, Mar. 2019.

 




Posted : 2019年03月29日