ファイバ中の誘導ブリルアン散乱を用いたフォノン寿命限界を超える光パルス圧縮

 

氏名:松本正行、木曽一志

所属:和歌山大学システム工学部

概要:誘導ブリルアン散乱(SBS)は互いに逆方向に伝搬する光波間の増幅・非線形過程であり、高出力・大電力の光パルス圧縮が比較的容易に実現できる。本研究では、ファイバ中のSBSを用いたパルス圧縮に関して、ファイバに入力する光パルス幅と入力パルスの立ち上がり時間を制御することによって、媒質のフォノン寿命よりも小さいパルス幅への圧縮が可能であることを数値計算によって明らかにした。

 

論文掲載,発表実績:
(国内研究会等発表論文)

  • 木曽一志, 松本正行, “光ファイバ中の誘導ブリルアン散乱を用いた光パルス圧縮,” 電子情報通信学会レーザ量子エレクトロニクス研究会, vol. 118, no. 399, LQE2018-170, pp. 119-112(2019)

 




Posted : 2019年03月29日