都市境界層LESのための気象擾乱を含んだ流入条件データベースの作成

 

氏名:河合英徳,巣山裕記,巣山裕記

所属:東京工業大学

概要:本課題では都市キャノピー内外の乱流構造とピーク風速の発生過程を分析するために、気象擾乱を含んだ都市境界層LESのための流入条件データベースを作成した。WRF-LESによって得られた風速場に空間フィルタリング・リスケーリング手法を用いた準周期境界条件を課す方法を適用し、その乱流構造を分析するとともに流入条件を作成した。その結果、 空間フィルタリング・リスケーリング手法を適用した流入条件では、WRF-LESにおいて確認された800m付近の高さまで数百mスケールの風速の変動構造を維持しながら高周波な変動成分が付加されていることを確認した。

 

論文掲載,発表実績:
(国際会議会議録掲載論文)

  • Tetsuro Tamura, Hidenori Kawai. LES study on unsteadiness and impact of urban wind based on coherent turbulence structures, The 71st Annual Meeting of the American Physical Society’s Division of Fluid, Nov. 2018.

 

(国内研究会等発表論文)

  • 巣山 裕記, 河合 英徳, Duong Dung Viet, 田村 哲郎. 中低層市街地上空の乱流構造に関するライダー観測とLES, 第32回数値流体力学シンポジウム, Dec. 2018.
  • 巣山 裕記, 田村 哲郎, 河合 英徳, 神田勲:ライダー観測とLESによる都市境界層の乱流構造の解析, 日本流体力学会年会2019, Sep.2018

 




Posted : 2019年03月29日