脈動乱流場における運動量と熱輸送の非相似性 -熱的境界条件の影響-

 

氏名:小田 豊

所属:関西大学システム理工学部

概要:エンジン筒内の熱損失を高精度に予測する乱流伝熱モデルの開発を目標に,その基礎的な乱流場である脈動を伴う乱流熱伝達場を対象として,運動量輸送と熱輸送の非相似性が生じる機構について検討を行った.2019年度は熱的境界条件が非相似性に及ぼす影響を検討した結果、脈動乱流における非相似性は熱的境界条件が運動量輸送と相似な境界条件においても生じることを示した。

 

論文掲載,発表実績:
(学術雑誌掲載論文)

  • 山崎龍朗,小田豊,松本亮介,香月正司,"脈動を伴う平行平板間乱流熱伝達のDNS", 日本機械学会論文集, (採択済み,早期公開中).

 

(国際会議会議録掲載論文)

  • Yamazaki, T., Oda, Y., Matsumoto, R. and Katsuki, M., "Effect of Thermal Wall Condition on the Dissimilarity of Momentum and Heat Transfer in Pulsating Channel Flow", The 7th Asian Symposium on Computational Heat Transfer and Fluid Flow (ASCHT2019), Paper No. ASCHT2019-165, September 2019.

 

(国内研究会等発表論文)

  • 山崎龍朗,小田豊,松本亮介,香月正司,"主流の脈動を伴う平行平板間乱流熱伝達に関するDNS -熱的境界条件の影響-",第56回日本伝熱シンポジウム講演論文集,2019年5月.

 




Posted : 2020年03月31日