自由噴流の混合制御に関する数値シミュレーション

 

氏名:辻本公一

所属:三重大学大学院工学研究科機械工学専攻

概要:DNS(Direct Numerical Simulation)により,ノズルを傾斜回転させた自由噴流に脈動を印加する方法を提案し,これにより開花噴流が容易に実現できること,従来の開花噴流よりも混合拡散特性が向上することを明らかにした.また,2本の自由噴流の噴流どうしに位相差のある脈動を印加する制御を行い、位相差を設けることで混合が活性化されることを見出した.さらに1列に並んだ4本の噴流を列方向に周期的に振動させることで噴流間干渉を抑制でき,比較的一様な流れ場が形成されることを見出していたが,さらに衝突距離を変え,伝熱の一様性には適当な衝突距離があることを明らかにした.

 

論文掲載,発表実績:
(国際会議会議録掲載論文)

  • Haruka Taniguchi, Koichi Tsujimoto, Toshihiko Shakouchi, Toshitake Ando, Mamoru Takahashi, “DNS ANALYSIS OF MULTIPLE IMPINGING JETS UNDER OSCILLATION CONTROL”, Proc. the 31th International Symposium on Transport Phenomena, 5p., Oct. 2020.
  • Kentaro Echigo, Koichi Tsujimoto, Toshihiko Shakouchi, Toshitake Ando, Mamoru Takahashi, “FLOW AND HEAT TRANSFER CHARACTERISTICS OF IMPINGING JETS EXCIED WITH BLOOMING CONTROL”, Proc. the 31th International Symposium on Transport Phenomena, 5p., Oct. 2020.
  • K. Echigo, K. Tsujimoto, T. Shakouchi, T. Ando, M. Takahashi,“Direct numerical simulations of free jets emerging from a precessing nozzle”, Proc. the 22nd Australasian Fluid Mechanics Conference, 4p., Dec. 2020.

 

(国内研究会等発表論文)

  • 越後謙太郎, 辻本公一, 社河内敏彦, 安藤俊剛,高橋護,“歳差運動するノズルから噴出する自由噴流のDNS”, 日本機械学会2020年度年次大会講演論文集, 5p., Sep. 2020.
  • 谷口晴香, 辻本公一, 社河内敏彦, 安藤俊剛,高橋護,“振動制御した多重衝突噴流の流動・伝熱特性”, 日本機械学会2020年度年次大会講演論文集, 5p., Sep. 2020.
  • 谷口晴香, 辻本公一, 社河内敏彦, 安藤俊剛,高橋護,“DMDを用いた振動制御した多重衝突噴流の解析”, 第98期日本機械学会流体工学部門講演会, 4p., Nov. 2020.
  • 越後謙太郎, 辻本公一, 社河内敏彦, 安藤俊剛,高橋護,“歳差運動するノズルから噴出する自由噴流の構造解析”, 第98期日本機械学会流体工学部門講演会, 4p., Nov. 2020.
  • 越後謙太郎,辻本公一,社河内敏彦,安藤俊剛,高橋護,“DNSによる傾斜回転制御した自由噴流の初期条件の検討”,日本機械学会東海支部第70期総会・講演会講演論文集,1p, Mar. 2021.
  • 谷口晴香,辻本公一,社河内敏彦,安藤俊剛,高橋護,“DNSによる振動制御した多重衝突噴流の流動・伝熱特性”,日本機械学会東海支部第70期総会・講演会講演論文集,1p, Mar. 2021.

 




Posted : 2021年03月31日