マイクロ熱工学に関する分子シミュレーション

 

氏名:芝原正彦,植木祥高・藤原邦夫

所属:大阪大学大学院 工学研究科 機械工学専攻

概要:研究内容の概要(100字~300字程度 利用報告と同等のもので構いません)
ナノ・マイクロメートルスケールのエネルギー輸送現象を原理的に理解して制御することを目的として,伝熱面の濡れ性がナノ構造における蒸発現象や水滴の凝固過程や冷却時の熱抵抗に与える影響を分子動力学法を用いて調査した.また微粒子を含有する液体のエネルギー輸送機構に関しても分子動力学解析を用いて詳細な解析を行った.そのためにOCTOPUSを用いた.

 

論文掲載,発表実績:
(学術雑誌掲載論文)

  • Y. Ueki, H. Murashima, M. Shibahara, “Molecular dynamic study of evaporation in nanoslit: Influence of slit geometry and wettability”, International Journal of Heat and Mass Transfer, 163 (2020).
  • A. Fujii, K. Fujiwara, Y. Ueki, M. Shibahara, “Molecular dynamics simulation on effects of nanostructure on interfacial thermal resistance during condensation”, Journal of Thermal Science and Technology, 15 (2020).

 

(国内研究会等発表論文)

  • 礒部 佑磨,植木 祥高,芝原 正彦,”伝熱面における微細構造が蒸発に与える影響に関する分子動力学的研究”, 日本機械学会 関西支部第96期定時総会講演会,2021年3月.
  • 本川 祐輝,藤原 邦夫,植木 祥高,芝原 正彦,“界面固体構造接点における熱輸送機構に関する分子動力学的研究”,日本機械学会 関西学生会2020年度学生員卒業研究発表講演会,2021年3月.
  • 堤祐太, 植木祥高, 藤原邦夫, 松本亮介, 芝原正彦, “様々な濡れ性の固体表面における水滴の冷却および結晶化についての分子動力学的研究” , 日本機械学会熱工学カンファレンス, 2020年10月.
  • 西健太郎,藤原邦夫,芝原正彦, “固体表面構造が固液界面の局所熱輸送機構に及ぼす影響に関するスペクトル解析”, 日本機械学会熱工学カンファレンス, 2020年10月
  • 植木祥高, 村島秀明, 芝原正彦, “ナノスリット内の液体の蒸発に関する分子動力学的研究:構造特性と濡れ性が与える影響”, 日本機械学会熱工学カンファレンス, 2020年10月
  • 内田翔太,藤原邦夫, 芝原正彦,“SiO2 壁面構造が水の凝固現象に及ぼす影響に関する分子動力学解析”, 日本機械学会2020年度年次大会
  • 藤原邦夫,芝原正彦, “固液界面領域内の単原子スケール熱輸送場に関する古典分子動力学解析“, 第57回日本伝熱シンポジウム2020年6月
  • 内田翔太,藤原邦夫, 芝原正彦,“SiO2壁面近傍の水の凝固状態に関する分子動力学的研究“, 第57回日本伝熱シンポジウム2020年6月
  • 藤井彰人, 藤原邦夫, 植木祥高, 芝原正彦,“凝縮時のエネルギー輸送におけるナノ構造の影響に関する分子動力学的研究”,第57回日本伝熱シンポジウム2020年6月
  • 山本幸宏, 藤原邦夫, 植木祥高, 小原拓, 芝原 正彦,“ナノ粒子懸濁液のエネルギー輸送機構に関する分子動力学的研究”,第57回日本伝熱シンポジウム2020年6月
  • 植木祥高, 村島秀明, 芝原正彦,“ナノスリット内の液体の蒸発に関する分子動力学的研究” 第57回日本伝熱シンポジウム2020年6月

 




Posted : 2021年03月01日