所属：大阪大学大学院　基礎工学研究科

概要：有機銅アート試薬とチオエステルの反応によるケトン合成について、チオエステルまたはエステルを基質として用いた場合に想定されるCu錯体のギブズエネルギーを計算することで、反応中間体および遷移状態構造を明らかにし、活性化エネルギー障壁をもとに官能基選択性についての知見を得た。

論文掲載,発表実績:
（学術雑誌掲載論文）

• Daiki Kato, Tomoya Murase, Jalindar Talode, Haruki Nagae, Hayato Tsurugi, Masahiko Seki, Kazushi Mashima “Diarylcuprates for Selective Syntheses of Multi-Functionalized Ketones from Thioesters under Mild Conditions” Submitted.

（国内研究会等発表論文）

• 村瀬智哉、加藤大樹、長江春樹、劒隼人、関雅彦、真島和志、有機銅試薬によるチオエステル選択的なケトン合成法の開発、第47回反応と合成の進歩シンポジウム、オンライン開催、2021年10月2日および4日、ポスター発表
• 加藤大樹、村瀬智哉、長江春樹、劒隼人、関雅彦、真島和志、有機銅アート試薬によるチオエステルのケトン合成反応の反応機構解析、日本化学会第102春季年会、オンライン開催、2022年3月23日、口頭発表