微小スケールにおける流体運動の現象論的モデルに関する研究

 

氏名:大森健史

所属:大阪市立大学機械工学科

概要:近年のMEMS技術の進展に伴い,微小流路内での流動制御の重要性が増しているが,制御のベースとなる現象論(例えば壁面上での流速に対する境界条件)は未確立である.本研究では,分子動力学法による計算結果を流体力学に基づき解析し,微小スケールにおける流体がしたがう壁面境界条件(滑り境界条件)を抽出した.離散化されたNavier-Stokes方程式に対して任意形状の壁面上に滑り境界条件を課す計算手法についても検討を行った.

 

論文掲載,発表実績:
(国内研究会等発表論文)

  • 藤井 健博, 大森 健史, 梶島 岳夫, “滑り速度を有する境界に対する埋め込み境界射影法:境界力の分配演算子が満たすべき条件”, 数値流体力学シンポジウム, 2021.12.16

 




Posted : 2022年03月01日