インジェクタの内部流動がキャビテーション生成に及ぼす影響に関する数値的研究

 

氏名:坪井 和也、柳 尚紀

所属:岡山大学

概要:内燃機関において,液体燃料を効率よく燃焼させるためには,燃料を迅速に蒸発させる必要があり,そのために,液体燃料を微粒化することが重要となる.本研究では,舶用ディーゼルエンジンについて,微粒化に影響を及ぼす,インジェクタ内部の燃料流動を明らかにすることを目的とする.単純化したインジェクタ内部で回転流れを生成した場合の内部流動や噴孔で発生するキャビテーション現象の変化について検討した.
軽油模擬燃料について,流量を一定とした条件下において,インジェクタ内部の流れに回転を加えると,噴孔内部における気相の体積分率が増加し,キャビテーションの気泡生成量が異なっている可能性があることが分かった.

 

論文掲載,発表実績:
(国内研究会等発表論文)

  • 柳 尚紀, 坪井 和也, “インジェクタの内部流動がキャビテーション生成に及ぼす影響に関する数値的研究”, 日本機械学会 中国四国支部第60期総会・講演会講演論文集, 07a1, 2022年3月.

 




Posted : 2022年03月01日