Ti粒界における溶質拡散の第一原理計算

 

氏名:設樂 一希

所属:大阪大学 接合科学研究所

概要:α-Ti中の酸素原子の安定および準安定サイトを基に拡散経路を構築し,遷移エネルギーを算出した.最も低い遷移エネルギーは約1.9 eVであり,この値は実験報告値とよく一致する.固溶酸素原子は八面体孔サイトから,六面体孔もしくはNon-basal crowdionサイトを経由して長距離拡散することを明らかにした.

 

論文掲載,発表実績:
(学術雑誌掲載論文)

  • K. Shitara, M. Yoshiya, J. Umeda, K. Kondoh, Substantial role of charge transfer on the diffusion mechanism of interstitial elements in α-titanium: A First-principles study, Scr. Mater. 203 (2021) 114065. https://doi.org/10.1016/j.scriptamat.2021.114065.

 




Posted : 2022年03月01日