比較ゲノム解析によるマラリア原虫の進化史と拡散過程の解明

 

氏名:有末 伸子1,久米 慶太郎2,本間 一3

所属:大阪大学 微生物病研究所1,筑波大学 医学医療系2,東京女子医科大学 国際環境・熱帯医学講座3

概要:NGSで新規に解読した未発表のサルマラリア原虫の配列データと公的データベースに保存されている宿主が異なる様々なマラリア原虫の配列データについて、すべてオルソログ蛋白質コード遺伝子について、塩基配列およびアミノ酸配列レベルでのアライメントを行い、それをもとにフィロゲノミクス解析により、マラリア原虫全体の系統樹を明らかにする。一方、世界各地から収集されたヒトのマラリア原虫に関する配列情報を精査し、人類史における民族の移動とマラリアの拡散に関する研究を行うための予備的データ解析を行う。

 




Posted : 2022年03月01日