所属：大阪大学・大学院基礎工学研究科

概要：前周期遷移金属のイミド錯体・カルベン錯体とアルキンとの[2+2+1]-環化付加反応について、DFT計算による反応経路の解析と各反応過程にかかる自由エネルギーの計算を行った。特に、中心金属の違いが与える反応経路および活性化エネルギーへの影響を詳細に調査することで、本反応に対して最も高い反応活性を示す金属錯体を明らかにした。

論文掲載,発表実績:
（国内研究会等発表論文）

• Takuya Akiyama, Yuya Kakiuchi, Ian A. Tonks, Hayato Tsurugi, Kazushi Mashima、タングステン錯体を触媒とするペンタアリール化ピロールの短段階合成, 第51回複素環化学討論会、大阪大学、2022年9月15日
• Akira Yamamoto, Takuya Akiyama, Hayato Tsurugi, Kazushi Mashima, タングステンビニルカルベン錯体と内部アルキンの反応による多置換シクロペンタジエンの合成, 日本化学会第103回春季年会、東京理科大、2023年3月22日
• Takuya Akiyama, Yuya Kakiuchi, Ian A. Tonks, Hayato Tsurugi, Kazushi Mashima, [2+2+1]-Cycloaddition Reaction of Azobenzene and Diarylacetylenes Catalyzed by Early Transition Metal Imido Complexes, 日本化学会第103回春季年会、東京理科大、2023年3月24日