[プレスリリース] 災害発生時の緊急対応のために異種複数のスパコンを連携させる実証実験に成功

東北大学のスーパーコンピュータAOBA(以下AOBA)、本センターのスーパーコンピュータSQUID(以下 SQUID)、および名古屋大学のスーパーコンピュータ「不老」(以下 不老)を連携させ、3県の津波浸水被害予測シミュレーションを分担して緊急実行する試みを行いました。計算基盤「ExpressHPC」によって、AOBAに兵庫県、SQUIDに高知県、不老に和歌山県の津波浸水被害予測が割り当てられ、それぞれ最長でも6分以内に正常に予測を完了できることを確認しました。これにより、異なる構成や運用形態のスーパーコンピュータを迅速に確保・連携して活用することで、防災減災に資する大規模シミュレーションを分担して緊急実行できる技術的な可能性を実証しました。
 
本成果は、実際の災害時に大規模シミュレーションの緊急実行を行う体制の構築に向けた第一歩であり、今後はこの実証で得られた知見をもとに、さらなる技術開発および運用体制の確立を進めていく予定です。詳細はこちらをご参照ください。

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名古屋大学 記事 [web]
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東北大学サイバーサイエンスセンター滝沢研究室  [web]




Posted : 2025年11月10日