通電下における酸素欠陥を有する金属酸化物の表面状態の変化に関する理論的研究

 

氏名:飯田健二

所属:北海道大学触媒科学研究所

概要:電力を利用する触媒反応について注目が集まっている。しかし、通電状態に関する理論計算研究はこれまで進んでこなかった。そこで、電子ダイナミクス計算プログラムSALMONを用いて、酸素欠陥を有する酸化チタン表面に水素原子が吸着した系の通電状態をシミュレーションした。そして電子占有数の通電による時間変化を解析したところ、水素が酸化チタン表面に吸着すると、通電によって電子構造がより大きく変化することが明らかになった。

 




Posted : 2025年03月31日