vol.04 縦渦導入型ストラットのシミュレーション


今回のHPSC Newsでは、「縦渦導入型ストラットのシミュレーション」に取り組んでおられる大阪府立大学 大学院工学研究科 比江島 俊彦 先生の御研究を紹介します。
 

 
研究者:比江島 俊彦
所属:大阪府立大学 大学院工学研究科 航空宇宙海洋系専攻 航空宇宙工学 助教
 
研究概要:次世代型超音速旅客機や宇宙往還機の開発のカギとなるのは,空気を取り入れる超音速エンジンすなわち超音速燃焼ラムジェットエンジンの実現であります。しかしながら,燃焼器内の気流の滞留時間は極めて短く1/1000秒のオーダーになります。この条件の下で,どうやって効率よく空気と燃料を混合し燃焼させるかが大きな課題となっています。本研究では,混合に効果的な縦渦導入型ストラットを使ってこの問題を解決しようとしています。このような高速,高温,高圧となる厳しい環境での物理現象の解明にはスーパーコンピューターによる計算が大いに役に立ちます。




Posted : 2018年04月20日