高分子材料系におけるLAMMPS ReaxFF計算の活用セミナー2(勉強会)

概要

LAMMPSは、米国を中心に、高分子材料系のMDの標準的なソルバーである。LAMMPSでは、従来の古典MD法に加えて、反応力場分子動力学法(ReaxFF法)を実施することができる。ReaxFFは、DFT計算レベルの情報を取り込んだ多体ポテンシャルによるMD計算であり、広い応用が期待され、特に、高分子・金属界面の計算などに活用することが期待される。7月に開催したセミナーを発展させ、ADFの新ツール(SCM社)による半自動的な「フィッティグ力場作成」などに関する情報交換を行う。一連のセミナーは、高分子材料系に近いReaxFF計算を用いた研究を通じて得られた知見やノウハウを相互に交換することで、ReaxFF計算の活用を促進することを目指している。

    日  程 : 2018年10月30日(火)
    場  所 : グランフロント大阪 タワーC 9F VisLab OSAKA
    定  員 : 最大10名程度
    参加資格 : 高分子等の材料系で、LAMMPSのReaxFFを用いて研究開発をしている大学研究者、企業研究者、若手研究者、大学院生

 

プログラム

10月30日(火)
9:00 - 9:10 開催挨拶、セミナーの趣旨説明(防衛大 萩田先生)
9:10 - 9:40 ハンズオン環境のインストール等の準備と、ADFの紹介
9:40 - 10:20 Background Info: ideas about building a training set and fitting parameters Hands-on parameterizing ReaxFF
10:20 - 11:00 Optimize DFTB geometries (amino acid conformers) for training set
11:00 - 12:00 Calculating charges with DFT for training, looking at the data
12:00 - 13:00 Starting the MCFF runs (over lunch) for EEM & ACKS2 force fields
昼食休憩(+懇談)
13:00 - 13:30 Starting CMA-ES runs
13:30 - 14:30 With best force field, run high-T ReaxFF to check geometries => add DFTB data?
14:30 - 15:00 Further fine tune force field
15:00 - 15:30 休憩
15:30 - 16:00 Compare original ReaxFF (EEM) charges with ACKS2 for ubiquitin: improvement?
16:00 - 16:30 Tips & trick for further development, periodic systems
16:30 - 17:20 合金の力場作成に関するハンズオンチュートリアル
17:20 - 17:40 まとめ、ディスカッション(防衛大 萩田先生)

 

備考

・座学および実習からなるセミナーです。
・ネットワークに接続可能で、ターミナルソフトのインストールされたノートPCをお持ちください。


開催日 :10月30日(火) 9:00 - 17:40
講師  :大阪大学サイバーメディアセンター
     jh180020-ISJ 「高分子材料の破壊・構造形成時の2次元散乱パターンと
     ディープラーニング分析技術の開発」
開催場所:グランフロント大阪 タワーC 9F VisLab OSAKA
種類  :座学、実習
定員  :10名
申込締切:-

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