OCTOPUSにABINIT-MP、FrontFlow/blue、FrontISTR、GENESIS、PHASE/0を導入しました

RIST (高度情報科学技術研究機構)の支援を受け、OCTOPUSに以下のアプリケーションソフトウェアを整備しました。利用方法については、こちらをご参照ください。

ソフトウェア名 バージョン 概要
ABINIT-MP Open Ver.1 Rev.15 ABINIT-MPは、フラグメント分子軌道(FMO)計算を高速に行えるソフトウェアです。専用GUIのBioStation Viewerとの連携により、入力データの作成~計算結果の解析が容易に行えます。4体フラグメント展開(FMO4)による2次摂動計算も可能です。
FrontFlow/blue 8.1 FrontFlow/blueは、非圧縮流体の非定常流動を高精度に予測可能なLarge Eddy Simulation(LES)に基づいた汎用流体解析コードです。形状適合性に優れた有限要素法による離散化を採用し、ファン/ポンプ等の流体機械や複雑形状周りの非定常乱流解析および流れから発生する騒音の予測が可能です。
FrontISTR 5.0b FrontISTR(フロントアイスター)は、WindowsやLinuxのPCクラスタをはじめ、京などの超並列スパコンにも対応可能なオープンソースの構造解析ソルバーです。
GENESIS 1.3.0 GENESISは、超並列分子動力学計算ソフトウェアです。独自の計算アルゴリズムを用いて、並列計算を高効率化し、細胞環境を想定した1億個の原子で構成される系に対して、高速なシミュレーションが可能です。生体分子の運動を1分子レベルから細胞レベルまでの幅広い空間スケールで解析できます。
PHASE/0 2018.01.01 PHASE/0は、密度汎関数理論に基づく擬ポテンシャル法による平面波基底の第一原理電子状態計算プログラムです。全エネルギー、電荷密度分布、電子の状態密度、バンド構造、安定な原子構造などの計算ができます。



Posted : 2020年09月07日