医薬品候補化合物の副作用発症を予測する数理モデルの創成

report2014_2015041010

 

氏名:Yushi Tian1, 川下理日人2,3, 高木達也2,3
所属:1 大阪大学大学院 情報科学研究科 組合せ数学講座
   2 大阪大学大学院 薬学研究科 情報・計量薬学分野
   3 大阪大学微生物病研究所附属遺伝情報実験センター ゲノム情報解析分野
概要:医薬品の重篤な副作用は医薬品開発現場及び臨床現場で問題となっている。医薬品の化合物構造と重篤な副作用の発症との関連性を見出したら、薬学方面のみならず、社会経済方面にも貢献できるため、副作用を予測できる数理モデルの創成を目的とした。現在、医薬品医療機器総合機構 ( PMDA )の副作用データベースを使用し、重篤性が高い副作用を対象として選出した。化合物の構造情報(分子記述子)を計算し、副作用の有無との関連性を検討している。ニューラルネットワーク法をベースとする、記述子情報及び他の副作用の有無の情報を用いて、発症有無を判別できる方法を検討している。
 




Posted : 2015年03月11日