マイクロ熱工学に関する分子シミュレーション

 

氏名:
芝原正彦,植木祥高

所属:
大阪大学大学院機械工学専攻

研究内容の概要:
ナノ・マイクロメートルスケールのエネルギー輸送現象を原理的に理解して制御することを目的として,以下の分子シミュレーションを実施した.ナノ構造が凝縮および凝縮時の熱抵抗に与える影響,ナノ粒子層が熱抵抗に及ぼす影響を分子動力学法を用いて調査した.そのために大規模可視化対応PCクラスタを用いた.また,凝固過程が固体壁面近傍の液体分子の状態に与える影響を分子動力学アプリケーションLAMMPSを用いて調査した.

 

Publication related to your research:
(国際会議会議録掲載論文)

  • Takanori Suwa, Yoshitaka Ueki and Masahiko Shibahara, “MOLECULAR DYNAMICS STUDY ON EFFECTS OF NANOSTRUCTURES ON ADSORPTION ONTO SOLID SURFACE”, The 5th Asian Symposium on Computational Heat Transfer and Fluid Flow, 25 NOVEMBER 2015.

 

(国内研究会等発表論文)

  • 1. 諏訪孝典,芝原正彦,“スリット状ナノ構造が凝縮時の界面熱抵抗に及ぼす影響”, 日本伝熱学会 第53回日本伝熱シンポジウム,2016年5月発表予定.
    2. 宇野元気,植木祥高,芝原正彦,“ナノメートルスケールの壁面微細構造が凝縮核生成に及ぼす影響に関する分子動力学的研究”, 日本伝熱学会 第53回日本伝熱シンポジウム,2016年5月発表予定.
    3. 宮崎靖広,植木祥高,芝原正彦,“ナノ粒子層が固液界面熱抵抗に及ぼす影響に関する分子動力学的研究”, 日本伝熱学会 第53回日本伝熱シンポジウム,2016年5月発表予定.
    4. 藤原邦夫,佐々木翔平,芝原正彦,“固体壁面近傍の水分子に凝固現象が与える影響に関する分子動力学解析”, 日本伝熱学会 第53回日本伝熱シンポジウム,2016年5月発表予定.

 

(その他)

  • 今年度の計算機利用により2名が修士の学位を取得

 




Posted : 2016年03月13日