道路橋用アルミニウム合金材の実用化に向けた研究

 

氏名:清水弘樹

所属:大阪大学大学院 工学研究科 地球総合工学専攻 大倉研究室

概要:アルミニウム合金は軽量で耐食性に優れているため,アルミニウム合金材を道路橋に適用することで,耐震性の向上およびコスト削減を図ることを目的とする.縦補剛されたウェブを有するアルミニウム合金桁の曲げ耐荷力を与える基礎として,そのウェブである縦補剛された長方形板に対して,FEMによる弾塑性有限変位解析を行い,終局状態での面内曲げ耐荷力を調べた.図に示すように,縦補剛されて長方形板の面内曲げ耐荷力は,同一の幅自乗断面積,すなわち同一の断面積を有する無補剛板の面内曲げ耐荷力を大きく上回る.

 

論文掲載,発表実績:

  • 清水弘樹,大倉一郎,“面内曲げを受ける縦補剛されたアルミニウム合金板の最適断面形状と耐荷力”,平成28年度卒業研究
  • 鶴見一恵,大倉一郎,“縦補剛されたアルミニウム合金板のせん断耐荷力”,平成28年度卒業研究
  • 藤井祐基,大倉一郎,“面内曲げを受ける縦補剛された長方形板の最適断面形状と耐荷力”,平成28年度卒業研究
  • 山木陸呂宇,大倉一郎,“曲げとせん断を受けるアルミニウム合金桁の耐荷力”,平成28年度土木学会全国大会第71回年次学術講演会発表
  • 西井智紀,大倉一郎,“圧縮を受ける縦補剛されたアルミニウム合金板の最適断面形状と耐荷力”,平成28年度修士論文
  • 山中誠矢,大倉一郎,“せん断を受けるアルミニウム合金桁の耐荷力”,平成28年度修士論文

 




Posted : 2017年03月30日