SQUIDのHPDAフロントエンドノードでは、Jupyter Notebook環境を提供しています。HPDAフロントエンドノードにログインしてjupyterコンテナを立ち上げることで、ブラウザ上で Python やその他のプログラミング言語のプログラムの編集や実行が可能です。本ページでは、jupyter コンテナの立ち上げ方およびWebブラウザでのアクセス方法について説明します。
 
※Jupyter Notebook環境で利用するPythonは、SQUIDでご利用いただけるPython環境とは別になります。パッケージのインストールはそれぞれで実施いただくことをお勧めします。

 

利用方法

    1.HPDAフロントエンドへのログイン

    Jupyter Notebookを利用する場合、HPDAフロントエンドへ接続する必要があります。HPCフロントエンドとは接続先が異なりますのでご注意ください。接続先は以下になります。

    squidhpda.hpc.cmc.osaka-u.ac.jp

     

    2.jupyterコンテナイメージの取得

    ローカルレジストリから、jupyterコンテナイメージの取得を行います。jupyterコンテナイメージを取得するには、ホームディレクトリで以下のコマンドを実行します。

    $ singularity pull jupyter.sif oras://cntm:5000/master_image/jupyter:1.0

     

    コンテナイメージの取得に成功すると、ホームディレクトリにjupyter.sifというファイルが作成されます。jupyter.sifというファイルが存在する場合は、予め削除してから上記のコマンドを実行してください。※jupyter.sifというファイルが存在すると、コマンドの実行に失敗します。
     

    3.jupyterコンテナの起動

    ログインユーザのホームディレクトリで、jupyterコンテナ起動用シェルスクリプトを実行し、jupyterコンテナを起動します。

    $ run_jupyter_container.sh

    jupyterコンテナの起動に成功すると、ターミナルに以下のように表示されます。

    jupyter Notebook URL:https:// squidhpda1.hpc.cmc.osaka-u.ac.jp:10125
    INFO:    Converting SIF file to temporary sandbox...
    INFO:    instance started successfully
    jupyter login token : 3c4b9f3fb424b9059d1076c559adff837f9fc9ee8ce81842

    表示されている情報は以下のとおりです。次の手順「4.Webブラウザでのアクセス」で使用します。
     

    jupyter Notebook URL
    jypyter NotebookにWebブラウザでアクセスする際のURLです。ポート番号は、10000~11000の範囲内で、空いている番号が自動で割り当てられます。
     

    jupyter login token
    Webブラウザよりアクセスした際、jupyterの認証画面で入力するトークンです。
     

    4.Webブラウザでのアクセス

    Webブラウザを起動し、「3.jupyterコンテナの起動」で表示された"jupyter Notebook URL"にアクセスします。

    ユーザ名とパスワードを求められるので、以下の値を入力してログインします。
     

    ①ユーザ名:SQUIDの利用者番号(HPDAフロントエンドへのログイン時に使用したユーザ名)
    ②パスワード:SQUIDのパスワード(HPDAフロントエンドへのログイン時に使用したパスワード)
     

    パスワード認証に成功すると、jupyterトークンの入力を求められるので、「3.jupyterコンテナの起動」で表示された"jupyter login token"を入力して再度ログインします。

     

    jupyterトークンによる認証にも成功すると、jupyter Notebookの初期画面が表示されます。これでjupyter notebookの準備は完了です。Webブラウザを通して、HPDAフロントエンド上でのプログラムの編集や実行が可能になります。

     

    5.jupyterコンテナの停止

    ログインユーザのホームディレクトリで、jupyterコンテナ停止用シェルスクリプトを実行し、jupyterコンテナを停止します。

    $ stop_jupyter_container.sh

     

jupyterコンテナのカスタマイズ

初期のjupyterコンテナは利用者自身の好みに合わせてカスタマイズできるよう、ライブラリ等のコンポーネントはインストールしていない状態で提供しています。必要に応じて、ご自身でライブラリ等をインストールして利用できます。本項ではjupyterコンテナに追加コンポーネントをインストールする方法について説明します。なお、カスタマイズした内容は立ち上げているjupyter環境に即時反映されますが、上記の「5.jupyterコンテナの停止」の操作を行うまで、カスタマイズした内容が保存されません。一度jupyterコンテナを停止することでカスタマイズがjupyter.sifに保存され、次回以降はカスタマイズされた環境を起動できるようになります。初期化を行う場合はjupyter.sifを削除してください。
 

以下では例として、numpy、matplotlibのインストール方法を紹介します。
 

numpyのインストール

    1.端末の起動

    「4.jupyterコンテナへのアクセス」で、jupyter Notebookの初期画面が表示された状態から作業を行います。初期画面右上の新規ボタンをクリックし、端末を選択します。

     

    2.pipコマンドの実行

    端末に以下のコマンドを入力し、Enterキーを押下します。

    pip3 install numpy


     

    3.インストールの確認

    インストールが完了すると以下のメッセージが表示されます。
    ※"x.x.x"の部分には、インストールしたnumpyのバージョンが表示されます。

    Successfully installed numpy-x.x.x


     

matplotlibのインストール

    1.端末の起動

    「4.jupyterコンテナへのアクセス」で、jupyter Notebookの初期画面が表示された状態から作業を行います。初期画面右上の新規ボタンをクリックし、端末を選択します。

     

    2.pipコマンドの実行

    端末に以下のコマンドを入力し、Enterキーを押下します。

    pip3 install matplotlib


     

    3.インストールの確認

    インストールが完了すると以下のメッセージが表示されます。
    ※x.x.xの部分には、インストールされたmatplotlib、および依存パッケージのバージョンが表示されます。

    Successfully installed cycler-x.x.x kiwisolver-x.x.x matplotlib-x.x.x pillow-x.x.x