高分子材料系におけるLAMMPS ReaxFF計算の活用セミナー(勉強会)

概要
LAMMPSは、米国を中心に、高分子材料系のMDの標準的なソルバーである。LAMMPSでは、従来の古典MD法に加えて、反応力場分子動力学法(ReaxFF法)を実施することができる。ReaxFFは、DFT計算レベルの情報を取り込んだ多体ポテンシャルによるMD計算である。npj Computational Materials 2 (2016) 15011などのレビューで示されるように、広い応用が見込まれる。本セミナーでは、高分子材料系に近いReaxFF計算を用いた研究を通じて得られた知見やノウハウを相互に交換することで、ReaxFF計算の活用を促進することを目指している。
日 程 : | 2018年7月18日(水) |
場 所 : | 大阪大学 サイバーメディアセンター 吹田本館 サイバーメディアコモンズ |
定 員 : | 最大20名程度 |
参加資格 : | 高分子系を始めとした材料系についてLAMMPSを用いて研究開発をしている大学研究者、企業研究者、若手研究者、大学院生 |
プログラム
7月18日(水) | |
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10:30 - 10:40 | 開催挨拶、セミナーの趣旨説明(防衛大 萩田先生) |
10:40 - 11:30 | ReaxFF計算のLAMMPSでの実行方法の入門的な基本(実際に手を動かす) |
11:30 - 12:00 | 【事例紹介1】ポリエチレンの延伸破壊などに関する計算(防衛大 萩田先生) |
12:00 - 13:00 | 昼食休憩(+懇談) |
13:00 - 14:00 | 【事例紹介2】ReaxFFの商用版SCM ADFでできることの紹介(モルシス 森様) |
14:00 - 14:40 | 【事例紹介3】フェノール樹脂に関する計算(住友ベークライト 首藤様) |
14:40 - 15:00 | 休憩 |
15:00 - 15:40 | 【事例紹介4】メソポーラスシリカ中の水の挙動解析(京都工繊大 水口様) |
15:40 - 16:20 | 【事例紹介5】鉄鋼材料の水素ぜい化と抑制の評価(名大/JST ACT-I 劉様) |
16:20 - 16:40 | 休憩 |
16:40 - 17:20 | 【事例紹介6】潤滑界面での分子設計評価(兵庫県立大 鷲津先生) |
17:20 - 17:40 | まとめ、ディスカッション(防衛大 萩田先生) |
備考
・座学および実習からなるセミナーです。
・ネットワークに接続可能で、ターミナルソフトのインストールされたノートPCをお持ちください。
開催日 :7月18日(水) 10:30 - 17:40
講師 :大阪大学サイバーメディアセンター
jh180020-ISJ 「高分子材料の破壊・構造形成時の2次元散乱パターンとディープラーニング分析技術の開発」
開催場所:大阪大学 サイバーメディアセンター 吹田本館 1階 サイバーメディアコモンズ
種類 :座学、実習
定員 :20名
申込締切:7月11日(水) 17:00