大阪大学サイバーメディアセンターが協賛しております並列Fortranに関するシンポジウムについて、下記のとおりお知らせいたします。
「並列Fortranの現状と展望」~Pythonは味方なのか?~
日時:2018年12月12日(水)13:30 - 17:30
場所:秋葉原UDX 6階D会議室(東京都千代田区外神田4-14-1)
アクセス:JR秋葉原駅電気街口より徒歩2分
概要:
好評いただいている高性能Fortran推進協議会が主催している並列Fortranに関するシンポジウム,第1回:Fortranは絶滅危惧種なのか?@理化学研究所計算科学研究機構(2015年8月),第2回:Coarrayは救世主なのか?@東京工業大学キャンパス・イノベーションセンター国際会議室(2016年6月),第3回:現代化か肥大化か?@TKP品川港南口会議室(2017年6月)に引き続き,本年も第4回を開催致します.
近年,スクリプト系のプログラミング言語であるPythonが脚光を浴びており,急速に利用者数を延ばしています.また,書店には数多くのPythonに関する書籍が並び,様々なプログラミング言語ランキングでも上位にランクされています.Pythonは,可読性の高いシンプルな文法でオブジェクト指向を実現しており,また,様々な専門的な機能が既にライブラリとして公開されているため,新規のプログラム開発が容易であるという優れた特徴があります.一方で,スクリプト言語であるが故に,高い性能とメモリ効率が要求される数値計算には向いていないという欠点があります.
そこで,数値計算のコア部分はFortranで実装し,それ以外の部分はPythonで実装するというハイブリッドシステムが考えられますので,このようなシステムについて意見交換ができればと考え,本シンポジウムを企画しました.まず,PythonからFortranコードを呼び出す実装方法について御講演していただき,次に,実際にPython+Fortranを使ったアプリの例を御講演していただきます.そして,Fortranにおける多言語とのバインディング機能について紹介していただきます.Pythonを知っている人も知らない人も,既に使ったことがある人もない人も,ぜひ御参加いただき,Fortran仕様の将来についてもディスカッションできれば幸いです
主催:高性能Fortran推進協議会
協賛:大阪大学サイバーメディアセンター
:公益財団法人 計算科学振興財団
シンポジウムの詳細・お申し込みについてはこちらをご覧ください。
Posted : 2018年09月10日