LESデータに基づく複雑乱流場の熱連成解析手法の開発
氏名:小田豊
所属:関西大学システム理工学部
概要:高温ガスタービンのタービン翼や燃焼器の冷却設計においては,高温部材の平均温度分布を高精度に予測することが重要であり,複雑乱流場における乱流熱伝達と固体内熱伝導の熱連成問題を低コストかつ高精度に解く手法が求められる.本研究では,LESで得られる平均速度場と各種乱流統計量を用いて,レイノルズ平均されたエネルギー式中の乱流熱流束の予測性能を向上する手法を提案した.
論文掲載,発表実績:
(国際会議会議録掲載論文)
- Oda, Y., Kiyozumi, H., Takeishi, K., "Effect of Density Ratio on the Film Cooling with Shaped Cooling Hole and Swirled Coolant", Proc. of Asian Conference on Thermal Sciences 2017 (ACTS2017), ACTS-P00417, Mar. 2017
(国内研究会等発表論文)
- 和久本剛,小田豊,"Concurrent LESを用いたリブ付設衝突噴流場の瞬時構造解析", 第53回日本伝熱シンポジウム講演論文集, CD-ROM:A211, 2016年5月
- 藤原司,小田豊,武石賢一郎,"LESデータに基づく熱連成解析手法の予測性能改善に向けた検討", 日本機械学会熱工学コンファレンス2016講演論文集, USB:H135, 2016年10月
- 藤原司,小田豊,武石賢一郎,"LES統計量と高次GGDH熱流束モデルによる熱連成解析手法の開発", 日本機械学会関西支部第92期定時総会講演会講演論文集, p.233, 2017年3月
- 山崎龍朗,小田豊,松本亮介,香月正司,"脈動流下における平板上乱流熱伝達に関するDNS", 日本機械学会関西支部第92期定時総会講演会講演論文集, p.31, 2017年3月
(その他)
- 修士2名の取得に利用
Posted : 2017年03月30日