光ファイバ中の誘導ブリルアン散乱を用いたパルス圧縮
氏名:松本正行,宮下原弥
所属:和歌山大学システム工学部
概要:誘導ブリルアン散乱(SBS)は互いに逆方向に伝搬する光波間の増幅・非線形過程であり、高出力・大電力のパルス圧縮が比較的容易に実現できる。本研究では、ファイバ中のSBSを用いたパルス圧縮に関して、自然ブリルアン散乱およびファイバ中のKerr非線形性がパルス圧縮の安定性に及ぼす影響を明らかにした。
論文掲載,発表実績:
(学術雑誌掲載論文)
- M. Matsumoto and G. Miyashita, "Efficiency and stability of pulse compression using SBS in a fiber with frequency-shifted feedback", IEEE Photon. Technol. Lett., Vol. 29, No. 1, pp. 3-6 (2017)
(国際会議会議録掲載論文)
- M. Matsumoto and G. Miyashita, "Pulse compression using stimulated Brillouin scattering in fiber with frequency-shifted loopback", Conference on Lasers and Electro-Optics 2016 (CLEO2016), JTu5A.125 (June 7, 2016)
(国内研究会等発表論文)
- 宮下原弥、松本正行、“光ファイバ中の誘導ブリルアン散乱を用いたパルス圧縮”、レーザー学会学術講演会第37回年次大会、07pV2(2017年1月24日)
(その他)
- 学士1名、修士1名の取得に利用
Posted : 2017年03月30日