相対論的Vlasov–Maxwell系の自乗量保存スキーム開発
氏名:白戸 高志
所属:東北大学 工学研究科 航空宇宙工学専攻
概要:運動論プラズマの数値計算では保存則を満足することが困難であり、しばしばシミュレーションの妥当性に致命的な結果をもたらしてきた。本研究では、離散方程式が満たすべき数学公式に着目し自乗量保存スキームを開発し、SX-ACE 上で実施した数値実験により保存則を完全に満たすことを世界で初めて実証した。
論文掲載,発表実績:
(その他)
- Takashi Shiroto, Naofumi Ohnishi and Yasuhiko Sentoku, arXiv, 1802.07238 (2018)
- 白戸 高志,Investigations of Computational Physics on Inertial Confinement Fusion and High Energy Density Plasmas, 東北大学博士論文 (2018)
- 白戸 高志,大西 直文,千徳 靖彦,相対論的 Vlasov–Maxwell 離散方程式系に関する数学的研究,Plasma Conference 2017,姫路商工会議所(2018)
- 白戸 高志,日本物理学会領域2学生優秀発表賞 (2018)
Posted : 2018年03月01日