津波シミュレーションプログラムのOCTOPUSへの移植と高速化

 

氏名:撫佐 昭裕

所属:東北大学サイバーサイエンスセンター

概要:2011年の東日本大震災の教訓を踏まえ,津波浸水による被害を短時間で予測するため,SX-ACEにおいて津波シミュレーションプログラムを開発と高速化を行ってきた.将来,SX-ACEだけでなく,他のスーパーコンピュータでも短時間で被害予測ができるように,OCTOPUSへの移植と高速化を実施した.
移植においては,ソースコードの改変を行うことなく,正常に動作することができた.また,Xeonプロセッサの性能を引き出すためにAVX512命令を活用できるように,コンパイル指示行を利用して高速化を実施した.図(左)に示したように約1.7倍の性能向上を達成した.そして,Xeon Gold1CPU とSX-ACE2CPUがほぼ等しい性能であることを確認した(図(右)).

 

論文掲載,発表実績:
(国際会議会議録掲載論文)

  • A. Musa, “Performance Evaluation of Tsunami Inundation Simulation, 27th Workshop on Sustained Simulation Performance, Sendai, Japan, March 23, 2018.

 




Posted : 2018年03月01日