脈動乱流場における運動量と熱輸送の非相似性に関する直接数値シミュレーション
氏名:小田 豊
所属:関西大学システム理工学部
概要:エンジン筒内の熱損失を高精度に予測する乱流伝熱モデルの開発を目標に,その基礎的な乱流場である脈動を伴う乱流熱伝達場を対象として,運動量輸送と熱輸送の相似性について検討を行った.H30年度はエンジンの低速~中速回転数域に対応する脈動条件(周波数10~80Hz)において平行平板間の脈動乱流熱伝達の直接数値計算を実施した.その結果,周波数が大きくなるほど運動量/熱輸送の非相似性が強まることが分かった.
論文掲載,発表実績:
(国際会議会議録掲載論文)
- Yamazaki, T., Oda, Y., Matsumoto, R. and Katsuki, M., "Direct Numerical Simulation of Turbulent Heat Transfer in Pulsating Plane Channel Flows with Different Frequency", The 16th International Heat Transfer Conference (IHTC-16), Paper No. IHTC16-23774, August 2018.
(国内研究会等発表論文)
- 山崎龍朗,小田豊,松本亮介,香月正司,"主流の脈動を伴う平行平板間乱流熱伝達に関するDNS -脈動周波数の影響-",第55回日本伝熱シンポジウム講演論文集,2018年5月.
- 山崎龍朗,小田豊,松本亮介,香月正司,"平行平板間脈動乱流の対流熱伝達における脈動周波数の影響",日本機械学会2018年度年次大会講演論文集,Paper No. J0520402, 2018年9月.
Posted : 2019年03月29日