雷撃を受けた高層集合住宅内の誘導電圧解析

 

氏名:路熙言

所属:同志社大学大学院 理工学研究科

概要:高層マンション内には,電気電子通信機器やそれらの配線が設けられており,雷撃時のこれらの機器の故障例なども報告されている。特に,電灯線と通信線に繋がれたインターホンなどの電子機器の故障例が多い。高層マンション内の機器の有効な雷サージ対策を提案するために,FDTD法を用いて,雷撃が建造物内の各部に過渡過電圧を発生するメカニズムやそれが電子機器内部に侵入する経路の解析を行う。一般的な直方体形状のマンション屋上に雷撃が生じた場合の解析が,セル分割の粗いモデルを対象に行われた例がある。本研究では,解析精度を高めるため,細かいセルで空間を分割して解析を行う。また,接地点周囲の電磁界に影響すると考えられる地下駐車場の存在も考慮して解析を行う。

 

論文掲載,発表実績:

(国際会議会議録掲載論文)

  • Y. Baba, and X. LU, " Analysis of Lightning-induced Surges Inside a High-rise Condominium Building Struck by Lightning," The 17th International Symposium on EMC and Transients in Infrastructures / International Student Session (ISET/ISS), 2023.

 




Posted : 2024年03月31日