任意のトポロジー構造を持つブロック共重合体の密度汎関数法

 

氏名:冨吉良徳

所属:お茶の水女子大学ソフトマター教育研究センター

概要:ブロック共重合体のミクロ相分離構造は通常、自己無撞着場理論を用いて議論されるが、
環状構造を持つ高分子については環状の拘束条件より計算コストが非常に高い。
その困難を回避して環状構造を含むブロック共重合体のミクロ相分離構造を効率的に予測するため、
高分子の散乱関数から定義される自由エネルギー密度汎関数を用いる方法論を開発し、その有効性を検証した。
時間依存Ginzburg-Landau方程式を用いて平衡構造に収束させることで自由エネルギーを求め、安定相に関する相図を作成することができた。

 

論文掲載,発表実績:

(国内研究会等発表論文)

  • 冨吉良徳 "任意のトポロジー構造を持つブロック共重合体に対する密度汎関数法" 第72回高分子討論会、香川大学幸町キャンパス, 2023年9月26日

 




Posted : 2024年03月31日