所属：三重大学大学院工学研究科機械工学専攻

概要：DNS(Direct Numerical Simulation)により，間欠制御された多重衝突噴流の位相平均場の解析を行い，衝突壁面上での高伝熱領域の発生は噴流による大規模構造の衝突に強く依存することを明らかにした．多重自由噴流を間欠的に噴出させる制御を行い、間欠的な噴出に伴う強い渦輪の発生により噴出方向と直交する方向へ分岐することで著しい拡散が生じることを明らかにした．衝突噴流の噴出角度を周期的に変化させた結果，噴出角度が大きくなるにつれ，高伝熱領域が拡大することを明らかにした．周囲流体の密度比がスリットにより分割された平面液体自由噴流の特性に及ぼす影響を明らかにした．

論文掲載,発表実績:

（国際会議会議録掲載論文）

• K. Tsujimoto, Y. Banno, T. Ando and M. Takahashi, “Flow and heat transfer characteristics of impinging jets controlled with rotating inclined jet using direct numerical simulation”, Proc. the 10th Int. Symp. Turbulence, Heat and Mass Transfer, 12p., Sep. 2023.
• R. OKADA, K. TSUJIMOTO, T. ANDO, M. TAKAHASHI, “Analysis of the effect of density ratio on flow characteristics in atomization of liquid jets”, Proc. 33rd Int. Sym. Transport Phenomena, 5p., Sep. 2023.

（国内研究会等発表論文）

• 岡田陸，辻本公一，安藤俊剛，高橋護，“DIM による気液密度比が液体噴流の微粒化初期過程に与える影響の解析”，日本混相流学会混相流シンポジウム2023講演論文集, 2p., Aug. 2023.
• 増田竜海，辻本 公一，安藤 俊剛，高橋 護，“DNSによる衝突面を振動制御させた多重衝突噴流の伝熱特性”，日本機械学会2023年度年次大会講演論文集, 5p., Sep. 2023.
• 村井 詳悟，田ノ上飛翔, 辻本 公一, 安藤 俊剛, 高橋 護,“DNS による脈動を付与された多重噴流の流動特性”，第 37回数値流体力学シンポジウム講演論文集，6p., Dec. 2023.
• 岡田 陸, 辻本 公一, 社河内 敏彦, 安藤 俊剛, 高橋 護,“分割制御された平面液体噴流の微粒化における密度比の影響”，第 37回数値流体力学シンポジウム講演論文集，5p., Dec. 2023.
• 村井詳悟，田ノ上飛翔，辻本 公一，安藤 俊剛，高橋 護，“脈動ならびに間欠制御された多重噴流のDNS”，日本機械学会東海支部第73期総会･講演会講演論文集，1p, Mar. 2024.
• 増田竜海，辻本 公一，安藤 俊剛，高橋 護，“噴出角度を周期的に変化させた衝突噴流のDNS”，日本機械学会東海支部第73期総会･講演会講演論文集，1p, Mar. 2024.
• 岡田 陸，辻本 公一，安藤 俊剛，高橋 護，“分割制御された液体噴流における密度比が流動特性に与える影響”，日本機械学会東海支部第73期総会･講演会講演論文集，1p., Mar. 2024.
• 藤森 航紀，辻本　公一，安藤 俊剛，高橋 護，“間欠制御された多重衝突噴流の位相平均場”，日本機械学会東海支部第73期総会･講演会講演論文集，1p., Mar. 2024.